第1回全国足紋普及協会 通常総会が開催されました

全国足紋普及協会の第1回通常総会は、令和3年5月25日、東京都品川区南大井6-7-10三栄ビル3階会議室において、会員9名及びWEB参加1名が出席して行われました。

総会に先立ち当協会の稲葉光彦理事長から、NPO法人発足に至る経緯や年間の活動状況を顧みるとともに足紋普及活動に引き続き積極的に取り組む旨の理事長挨拶があり、その後、来賓挨拶として日本市民安全学会石附弘会長から、ご祝辞を賜るとともに足紋普及の活動の意義や重要性を評価する激励の言葉をいただきました。

理事長挨拶
挨拶する稲葉光彦理事長

総会では、山本事務局長から委任状を含め会員の過半数の参加で定足数を満たした総会である旨の報告があり、その後、稲葉理事長を議長に選出し議案審議に移りました。

議案の審議は、議長から指名を受けた光眞理事がまず令和2年度の事業について、NPO法人の設立・認証を得たものの、足紋普及の採取会や講演会の企画がコロナ禍で実施できなかったことを説明し、首都圏での「足紋認知度」向上のアンケート調査、採取資器材の開発に取り組んだ旨や、初年度であったが50名近くの賛助者を募ったことを報告しました。

WEB会議
WEB会議での審議の模様

次いで令和2年度の活動計算書について説明、その後、冨江監事が会計の収支状況は適正に処理されていた旨の監査結果の報告がありました。
令和3年度の事業計画書(案)は、新型コロナウイルス拡大の状況を見ながら、足紋採取会、講演会などの活動に取り組むことが光眞理事から説明されました。
これらの各議案の審議事項は、いずれも異議はなく原案どおり承認されました。

通常総会終了後、足紋普及の提唱者である光眞理事が「足紋独り言」と題して講演を行い、思わぬ災害や事故、病気で亡くなられた方が、身元不明のため遺族に引き取られない例が多数ある実情や認知度が低い足紋であるが講演や採取会では聴衆が利活用の趣旨には大いに頷いて賛同する声が沸くなどとの体験談を語り、「まず足紋の存在を広く知らしめるための地道な活動を展開する必要がある」と訴えました。

総会
総会参加の理事・会員